保育士として働くみなさんは、日々子どもたちと向き合いながらやりがいを感じつつも、「このままの働き方でいいのかな?」と考えたことはありませんか?
保育業界は人手不足や働き方改革の影響もあり、近年は保育士さんの働き方がどんどん多様化しています。正社員だけでなく、パート、派遣など、自分のライフスタイルに合わせて選べる環境が広がっています。
このサイトでは、働き方について解説しますので、最後までご覧下さい。
正社員として働く
最も一般的な働き方は正社員です。
安定して長く働きたい方には向いていますが、プライベートとの両立は課題になりやすい働き方です。
現在は、処遇改善加算制度により、保育士さんの給与が上昇しており、安定した収入を得る事ができます。
※処遇改善加算制度・・・保育士の給与を引き上げるため、国や自治体から補助金が出されるもの
- <メリット>
・安定した給与、賞与など雇用が保障される
・福利厚生が整っている
産休育休制度、看護制度、時短勤務制度などを取り入れている施設が増えている
・リーダー職や主任、園長などのキャリアアップが図れる - <デメリット>
・重要なお仕事のため、責任の重さからプレッシャーになりやすい
・開所時間によるシフト勤務
・保育日誌や月案、週案などの書類負担が多くなりやすい
パート・アルバイトで働く
様々な条件により、「フルタイムでは難しい」という保育士さんに人気なのが、パート・アルバイトです。
家庭を優先したい方やまずは少しずつ保育の現場に復帰したい、という方におすすめです。
- <メリット>
・働く時間や日数に柔軟性がある(家庭や子育ての両立がしやすい)
・自分の生活リズムに合わせやすい(負担が少ない)
・ブランクのある方、スキルに自信のない方でも短い時間からスタートできる - <デメリット>
・基本は時給制のため、収入が不安定になりやすい
・福利厚生などが限定される場合がある
・勤務時間が短いため、園内の情報が把握しずらい場合がある
派遣社員で働く
徐々に増えてきているのが、派遣社員の働き方です。
派遣社員の場合、産休の代替えや期間限定などの求人も多くあります。長期もありますが、本人の希望や勤務先の状況により、ピンポイントで働くことができます。
いきなり正社員は不安、いろいろな園を経験してみたい、復職という方には特に向いています。
- <メリット>
・希望する勤務地や勤務時間を選びやすい
・職場の雰囲気や保育方法を働いて体験できる(正社員も目指せる場合がある)
・派遣会社担当者から手厚いサポートがある - <デメリット>
・基本、期間契約のため雇用に不安定さがある
・勤務先の職員と雇用主が違うため、業務や待遇等に制限がかかる場合がある
・長期的なキャリア形成が難しい場合がある
働き方を選ぶ際のポイント
自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
雇用形態、勤務時間や勤務日数など、働く環境は様々で、自分自身に合った納得のいく働き方をすることがとても大切です。
無理なく続けられる環境を選びましょう。
- 現在のライフステージをしっかり把握する
-収入を安定させたいのか?
-キャリアアップを目指したいのか?
-子育て、家庭を優先したいのか? - 勤務条件を明確にする
-勤務日数を何日にするのか?
-1日の勤務時間を何時間にするのか?
-雇用形態は何が合っているのか? - 理想を明確にする
-どんな雰囲気の職場を望んでいるのか?
-実践したい保育はあるか?
-希望する保育方針はどんなものか?
自分に合った職場を見つけるには
いざ転職を考えると「求人が多すぎて選べない」という声をよく耳にします。
そんな時は、以下ステップがおすすめです。
- 自己分析をする
性格診断やこれまでの経験を振り返り、自分が大切にしたい働き方を整理する - 情報を集める
求人サイトや転職サイトで条件を比較したり、園の口コミ等を調べる
保育士で働いている友人などに聞いている - 実際に足を運ぶ
面接や職場見学、セミナー等で雰囲気や働いている職員と接点を持つ
情報だけでは分からないことに触れる - 専門家に相談する
キャリアアドバイザーを活用したり、求人サイトや派遣会社に登録する
効率的に求人を探すことの近道になる場合がある
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まとめ
保育士の働き方は「自分に合ったスタイルを選べる時代」になってきています。
大切なのは、自分の希望や家庭の状況、将来のキャリアを見据えながら、無理なく続けられる働き方を選ぶことです。
保育士自身が心身ともに健康であることで、子どもたちにもより良い保育を届けることができます。
あなたにとってベストな働き方が見つかりますように!